仮想マシン上にマルチブート環境を作成(VirtualBox)


今回は仮想マシン上にマルチブート環境を作成する手順を作成しました。今回の手順では、仮想OS に SLAX(6.1.2)と Android-x86(1.6 と 2.1)、ブートローダGRUB を使用しました。
マルチブート環境を仮想マシン上に作成するには、まず仮想マシンのハードディスク内に複数のパーティションを作成し、それぞれ別のOSをインストールします(どれか1つのOSインストール時にブートローダを必ずインストールします)。
その後ブートローダの設定ファイルに OS がインストールされたパーティションの位置・カーネルファイル名・初期RAMディスクファイル名などを記載することにより、仮想マシン起動時にOSを選択することができるようになります。

本手順作成にあたり、下記のページを参照させていただきました。

ホストOSの環境

今回作業を行ったホストOSの環境です。

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仮想環境への SLAX インストール手順(VirtualBox)


今回は SLAX を仮想環境にインストールする手順を作成しました。
SLAXSlackware ベースのLiveCD Linuxです。SLAX には Ubuntu のようなウィザード形式のインストーラはありませんが、パーティション作成、データのコピー、LILOインストーラの実行を手動で行うことにより、ハードディスクからSLAXを起動することができるようになります。

本手順作成にあたり、下記のページを参照させていただきました。

ホストOSの環境

今回作業を行ったホストOSの環境です。

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Android-x86 2.1 (eclair) のビルドに挑戦


今回はAndroid-x86 2.1 (eclair) のビルドに挑戦してみました。
前回のエントリーでは Android-x86 1.6 (donut) を仮想環境にインストールする手順をご紹介いたしました。その際に使用した Android インストール用 iso ファイルは Android-x86 のサイトからダウンロードをしましたが、ソースコードを取得してビルド(imgファイルやisoファイルを作成)することも可能なため、挑戦してみることにしました。
なお、Android-x86 2.2 (froyo) のソースコード取得についても可能になっているようですが、筆者が試みた時点では「froyo-x86」を指定してソースコードを取得することはできませんでした。

  • 2010/07/29 追記:07/26に試したところ「froyo-x86」のブランチを指定してソースコードをダウンロードすることができました。

Android-x86 のビルドを行う際には、下記のサイトを参照させていただきました。

ビルドを行った環境

動作確認を行った環境

Android のビルド手順については多くのサイトで扱われていますので、本記事では前半部分を簡単な手順説明とし、後半部分にて仮想環境での動作確認の内容を記載いたしました。

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仮想環境への Android インストール手順(VirtualBox)


VirotualBox の仮想マシンAndroid をインストールする手順を作成しました。
今回は Android-x86 を使用しました。EeePCなど x86CPU が搭載された PC上で動作するように作成されている Android です。

VirtualBox(バージョン3.2.0 / Mac OS X用)上で Android-x86 を動作させるための仮想マシンの設定は、以下2点について注意が必要です。

上記の設定を行うことでネットワーク機能とマウス機能を使うことができるようになります。

実際のPCに Android をインストールする場合は、シンクライアント*1のような、ネットワーク内(有線・無線を問わず)におけるクライアントとしての用途が考えられるようです。
iui などを使用したスマートフォン用サイトの表示検証といった用途も考えられます。


本手順を作成するにあたり、以下のサイトを参照させていただきました。


ホストOSの環境

今回作業を行ったホストOSの環境です。

*1:最近は仮想PC方式(ホストOS上で複数のシンクライアント用ゲストOSを稼働させる)の導入事例があるようです。ゲストOSとしてAndroidを利用するには、ログイン等のセキュリティ対応やリモートアクセスの課題がありますが、リソース消費が少ないといった特徴があるのでWEBベースのシステム利用に特化した利用方法なども考えられます。

*2:live-android という LiveCD Android についての記事です。

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イントラ用DNSサーバの設定手順について


イントラ用のDNSサーバを設定する方法についてのメモです。
上図ネットワーク構成の環境でDNSサーバ(sargens.kfeed.com,192.168.0.12)を設定します。
本手順で使用するドメイン名「kfeed.com」はイントラ内でのみ使用するテスト用のドメイン名となります。

本手順作成の際には下記のサイトを参照させていただきました。



今回の手順で登場するサーバ

ホスト名 OS 役割 FQDN IPアドレス
sargens Debian 3.1 DNSサーバ sargens.kfeed.com 192.168.0.12
sargesmb Debian 3.1 WEBサーバ sargesmb.kfeed.com 192.168.0.10
sargemx Debian 3.1 Mailサーバ sargemx.kfeed.com 192.168.0.15
macxubuntu Xubuntu 10.04 Linuxクライアント macxubuntu.kfeed.com 192.168.0.3
- - デフォルトゲートウェイ - 192.168.0.1

サブネットマスクについてはすべて 255.255.255.0 となります。

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KVM を使ったブリッジ接続設定について

前々回のエントリーにて KVM を使った仮想OS設定手順についてご紹介いたしました。
今回はホストOSとゲストOS間でのブリッジ接続設定についてのメモとなります。
ブリッジ接続を行うことで、ホストOSとゲストOSが同じネットワークセグメント内で通信を行うことが可能になります。
前々回と同様にホストOSには Xubuntu 10.04 を、ゲストOSには Debian 3.1 Sarge を使用します。

KVM のネットワーク設定については下記のサイトを参照させていただきました。

ホストOSの環境

ネットワーク環境

  • ネットワークアドレス:192.168.0.1/24
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VirtualBox でのブリッジ接続設定手順について


前々回のエントリーにて、VirtualBox を使った仮想OS設定手順についてご紹介いたしました。
今回は、前々回の手順で作成した仮想マシンのネットワーク設定を、ブリッジモードに変更する手順についてのメモです。
ブリッジモードに変更することで、ホストOSとゲストOSが同じネットワークセグメント内で疎通をとること等が可能になります。

ホストOSの環境

ネットワーク環境

  • ネットワークアドレス:192.168.0.0 / 24*1

*1:このネットワーク内では 192.168.0.1 の端末がDHCPサーバ機能のあるルータ兼モデムとなります

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